ちゃんぽんは明治創業の味、からあげは55年の歴史がある味
数あるお店の中で『さゆりばぁば亭』をお選び頂きありがとうございます。
当店は、ちゃんぽんとからあげの専門店です。
「ここは他店と何が違うの?」と聞かれたら、私は間違いなく【ちゃんぽんは明治創業の味、からあげは55年の歴史がある味だから!】とお答えします。
まず、ちゃんぽんは明治時代、中国から長崎へ伝わりました。
当時の人にとって、ちゃんぽんの味はとても濃厚で、「色々な具材を混ぜて栄養価を上げる。」
というスタイルは目新しいものでした。そこに目をつけた私の祖父母は、福岡県久留米市にちゃんぽん店「博多屋」を開業、その濃厚で深い味は長い間、人々を魅了し続けました。
祖父母はちゃんぽん一筋で子供12人を育て上げます。
世代交代の折、寿司屋に丁稚奉公をしていた二男の二郎が戻り、博多屋はちゃんぽん屋から「久留米次郎長寿司」として寿司屋に生まれ変わりました。
当時は9男である私の父も寿司屋で修業をしていましたが、幼少期はちゃんぽん屋で育っています。
「いつかは当時の味を復活させたい。」と夢見ていました。
その夢は、寝ても覚めても料理が好きだった私の母と出会ったことで叶いました。
中洲の寿司屋で修業していた父と中洲の小料理屋で働いていた母は一緒になると、まず中洲で「大政屋台」を始めます。
その後、小料理屋を経て、筑紫野市に場所を変え食事処「次郎長」を開店。
当時のちゃんぽんの味は私の母、そうです!さゆりばぁば が復活させるのです。
そして、ちゃんぽんともう一つ、さゆりばぁば の自慢の味は からあげ!
16歳から71歳まで食の道を極めたさゆりばぁば秘伝のタレに漬け込んだからあげは一度食べるとやみつきに!
ちゃんぽんとからあげは次郎長の名物料理となりました。
母が他界後、息子である私は「いつか、母の名前が付いたお店で当時の味を復活させたい。」と夢見ていました。
そして、今ここにその夢が叶いました。
明治~大正~昭和、そして平成へと受け継がれて来た歴史ある博多屋のちゃんぽんと、55年間の歴史がしみ込んださゆりばぁばの伝統からあげ。
是非、皆様にも味わって頂きたいのです。
『さゆりばぁば亭』から始まる新たな歴史を共に刻んで行けたら嬉しいです。
代表 勝野 宜明